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水族園で念願が叶う!閉園プロジェクト「あなたの夢を叶えます」

5月末の閉園に向け、須磨海浜水族園では「閉園プロジェクト」が立ち上げられ、その目玉企画として「夢プロジェクト」が実施されました。2014年と2015年の2回にわたって行われた大人気企画が復活。1,000件以上も寄せられた「水族園で叶えたい夢」の中から、5つの夢が選ばれました。

「リクガメの飼育員体験をしたい」という夢を叶えたのは、12歳の女の子。「クリクリした目がかわいい」とリクガメに一目ぼれし、自宅でも2匹のヘルマンリクガメを飼育中とか。この日はウミガメやリクガメの飼育を担当するスタッフと共に、飼育員の仕事を体験しました。

長靴と水族園のロゴ入りユニフォームに着替え、まずはエサの準備から。牛やウサギのエサにもなるイネ科の牧草を計量し、水分補給のための白菜も用意しました。須磨海浜水族園では、4頭のケヅメリクガメを飼育しています。

カメたちを巣穴から「カメ山」と呼ばれる餌場に誘導し、4頭の特徴と見分け方を説明してもらったら、エサやりの前に月1回の体重測定に挑戦。カメたちが体重計の上で動かないよう、甲羅をひっくり返して測定します。小さい個体で約30キロ、大きい個体で60キロを超えるカメを裏返すのは、なかなかの重労働!2人で息を合わせて体重計の上に乗せていきます。

体重測定を終えた後は、エサやり、カメたちの甲羅のそうじ、巣穴や餌場のそうじなどを体験しました。体力がいる仕事ですが、念願のリクガメを間近にした女の子は大満足の表情を浮かべます。

飼育体験が終わってからも、「病気のサインが知りたいです」「将来飼育員になるためには、何をすればいいでしょうか」など、メモを片手に熱心に質問する姿も印象的でした。