GRANVISTA PRESS

TOP
ISSUE画像

温泉を生かした取り組みで
地域の魅力をさらに高める

「登別温泉の魅力は、なんと言っても豊富な泉質です。9つすべての湯で、異なる匂い、色、肌触りを実感できます。もちろん、効能もいろいろ。ほかの温泉地とは比べものになりませんよ」。そう話すのは、源泉を管理する〈登別温泉株式会社〉の取締役、大宮一哉さん。「温泉をボーリングで掘り上げるのではなく、自然に湧いたものを自然流下で温泉街に届けています。湯量も十分。だから濃厚なお湯が楽しめるんですよ」と太鼓判を押します。

そんな大宮さんは、温泉街で組織する〈観光イベント委員会〉の委員長も務め、地域振興の旗振り役を担っています。「ここのお湯を守りながら、より多くの人に登別温泉の素晴らしさを知ってもらうため、どうやってアピールするか、みんなで一緒に考えてイベントの企画・運営を行っています」と話す大宮さん。

温泉や地獄谷、自然豊かな景観など観光資源を生かしたさまざまなイベントが、温泉街にさらなる魅力やにぎわいを創出しています。その仕掛け人となっているのは、大宮さんをはじめとする温泉街の人々。観光協会や商店街、温泉旅館やホテルなどで働く方々です。