
予想以上の反響に喜びと戸惑いも。改善の日々だった一年
開業前の2022年から神戸須磨シーワールドの立ち上げに加わったという月村さん。
「水族館やホテルのキャスト、さらには工事関係者とも調整を重ねてきました。設計図やデザイン図面を確認しながら、開業後の理想の姿を思い描いていましたね」。
入念な準備作業の末、無事にオープンを迎えた瞬間の感慨はひとしお。ですが、当初は想定外の出来事も多かったといいます。「チケットの購入方法や年間パスポートの問い合わせが殺到し、一時は電話がつながりにくくなるほどでした。お客様やキャストの声を聞きながら、予約システムやオペレーションの改善を重ねてきました」。
2025年5月、1周年を目前に来場者数は200万人を突破。当初想定していたファミリー層だけでなく、修学旅行生やカップル、シニア世代など、幅広い層に愛される施設へと成長しました。
「シャチやペンギンに会うために遠方から何度も訪れる方や、毎日散歩するようにご来場くださる方もいらっしゃいます。皆さんの楽しそうな顔を見ることが、私たちの何よりの励みです」と熱く語ってくれました。
6月1日にスタートした開業1周年記念企画についても、月村さんに教えてもらいました。
「水族館やホテルの若手キャストが中心となってアイデアを出し合いました。この機会に、お客様への感謝の想いをしっかりお伝えすることができたら」と意気込みを語ります。