
お客様の「おいしい」を目指し
悩み抜くのが料理人の仕事
「プロである以上、競争の原理の中で技術を磨き、腕を上げて行かなければなりません」。
そう語るのは、今回の料理コンテストで、実行委員長と審査委員長を務めた舟橋裕司統括総料理長です。料理コンテスト開催に込めた想いを聞きました。
「グランビスタ ホテル&リゾート全体の若手料理人育成強化のために料理コンテストを再開しました。メニューは料理長が決めるものではありません。料理人一人ひとりが自主的に料理を考えるきっかけにしてほしいという想いがあります。
グランビスタには多様な施設があり、そこで料理を召し上がるお客様のシチュエーションもさまざまです。しかし共通しているのは、料理がそこに大きな意味を持つこと。おいしい料理は旅の楽しい思い出になくてはならないものです。私たちはお客様を料理で笑顔にするために、終わりのない禅問答のような問いを続けます。答えなき答えを求めて悩み続けるのが私たちの仕事です。悩み、考えることは成長に必要なこと。この料理コンテストを通して、そうした経験を積んでほしいというのが私の想いです。」
と、今回のコンテストに手応えを感じている舟橋統括総料理長。
最後に、「コンテストの結果に一喜一憂することなく、自発的にメニューの考案に取り組んでほしい」とすべての若手料理人たちを鼓舞しました。