GRANVISTA PRESS

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デザインで振り返る
札幌グランドホテルの90年

現在、1階ロビーのグランビスタギャラリー サッポロで開催中の「札幌グランドホテル 開業90周年記念展」は、札幌グランドホテルの歴史をさまざまな制作物のデザインによって振り返ることができる企画展です。

戦後から1985(昭和60)年頃までに制作されたポスターをはじめとする広告物、レストランのメニュー、コースターや缶入りスープなど、さまざまな制作物を展示しています。そのほとんどが、まだ既製フォントのない時代に作られた物で、すべてデザイナーの手描きによるもの。デザインにもどこか温かみが漂います。

「当時をリアルタイムでご存じのお客さまには、懐かしさを楽しんでいただけたらと。若い世代の方には、現代にはないデザインから“新しさ”を感じていただけるのではないかと思います」。そう語るのは、長瀬隆則総支配人。

「文字の使い方、配色、絵柄、どれをとっても味わいがあります。お客さまにお楽しみいただきたいのはもちろん、当ホテルの若いキャストにもぜひゆっくり眺めてもらえたらと思っています」

展示されている品々から、札幌グランドホテルがどれほど文化の先端を走っていたか、またどれほど地元で愛されてきたかを感じられます。