
# ISSUE 25
1964年、国際化時代に対応する
札幌パークホテルが誕生
2024.08
札幌パークホテルは、1964年に「札幌ホテル三愛」としてオープンしました。当時、札幌はアジア初開催となる冬季オリンピックの招致に沸いており、未来の国際都市・札幌にふさわしいホテルの開業は、多くの人々が待ち望むところでした。
中島公園の緑に映えるホテルの青い外壁は、43万枚もの有田焼青磁。ロビーにはイタリアで原石を切り出した天然大理石を使用し、当時北海道内最大級の大宴会場や地下ボウリング場を設けるなど、社交施設を備えた国際水準の観光ホテルとして話題を集めました。開業後、1966年には「札幌パークホテル」に。以来、皇族方や数多くの世界の要人をおもてなししてきました。
1972年にはオリンピック冬季札幌大会が開催。当時からIOC本部ホテルに指名され、以降も数々の国際会議に利用されてきました。そうした格式を誇りながらも、地域で愛される親しみやすいホテルという一面も。「すべてのお客様に、やわらかくあたたかいサービスを提供するのが、私ども、札幌パークホテルの特徴だと自負しております」と、須田雅之総支配人は話します。