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地域の記憶を継承し、
新たなステージへ。
ホテルに凝らされた工夫の数々

「須磨は古くから白砂青松の景勝地と称えられてきました。そんな地域の特性を、新しいホテルでも継承していきたいと考えています」と橋本さん。

エントランスの赤い扉は、須磨海浜公園内で“赤灯台”と呼ばれ国の登録有形文化財に指定されている旧和田岬灯台をイメージしたもの。中に入れば、窓のむこうに広がる須磨海岸の景色とともに、柱にほどこされた渦潮をイメージしたガラスアートや、ビジョットシャイニーという手法を駆使した床面、海底にいるようなLED映像がお客様を非日常へと誘います。

須磨海浜公園のシンボルとも言える松も、同ホテルには欠かせないものです。

「須磨海浜公園の松林は、7割が再整備前の姿のまま保全されています。適切な樹林密度を維持するために一部伐採された松も無駄にならないよう、当ホテルのラウンジ内のイスやドルフィンラグーンのそばにあるベンチとして活用するほか、アート作品としてかつての面影を今に伝えています」

次世代にも景観を継承できるよう、公園内では松の育成にも取り組んでいるのだそうです。

同ホテルの2階にあるブッフェレストラン「せとうちハーバーレストラン」は地産地消がテーマ。兵庫県産のブランド肉や野菜類、新鮮な魚介など、兵庫県が誇る美味しい食材を駆使したメニューをラインナップ。

須磨はもちろん、兵庫県の魅力を感じられるおもてなしの工夫が随所に凝らされています。