
地域に根差し、環境を考えるきっかけになる水族館へ
「スマスイを愛してくれた地域の方の中には、子どもの頃に通って、大人になって自分の子どもを連れてくるといった、親子3代でファンになってくださった方も少なくありません。
そんな地域の方たちとこれからも一緒に歩んでいける水族館でありたいですね」と中野館長。
地元の大学や企業とも連携し、イベント企画や共同研究も進めていく予定なのだそう。神戸市の小中高校の校外学習などの団体利用は無料とし、参加型の教育プログラムも用意するなど、地域の子どもたちが生きものや環境について考えるきっかけづくりにも取り組んでいます。
さらには、スマスイ時代から力を入れてきた生きものたちの繁殖や周辺の水辺の調査研究、地元の野生動物のレスキューなども引き継いでいくとのこと。「水族館としての使命を、引き続き全力で果たしていきたいです」と中野館長は熱く語ってくれました。
海の生きものたちの魅力を存分に楽しみながら、環境や生態系について学び、考えるきっかけにもなる。そんな新時代の水族館「神戸須磨シーワールド」の今後に大きな期待が寄せられています。