
最新技術で大迫力の展示を実現。
生きものや環境への負担も軽減
前身のスマスイから最も大きく変化したのは、水槽や展示方法だと中野館長はいいます。
「それぞれの生きものたちが生息する環境を再現した展示方法と、前身のスマスイで実現できなかった、できるだけ視界を遮らないように柱の少ない大きなアクリルパネルを使用した大型水槽を設置しました。大海原をそのまま切り取ったような、よりダイナミックな展示が可能になりました。生きもの本来の姿をより楽しんでいただきたいですね」
最新技術を取り入れ、生きものや環境への負荷を減らす工夫もおこないました。シャチやイルカが暮らすプールは、床を昇降させる設備を導入。これによって、生きものたちはもちろん、飼育員の安全性も高まりました。また、生きものへ治療を行う際、大量の水を抜く必要もなくなりました。ほかにも、水槽に使用する水や海水を温める熱を再利用する技術が採用され、環境への配慮が最大限に成されています。