
レストランや教育ゾーンも登場。
シャチを身近に感じられる仕掛けの数々
新たな水族館の見どころのひとつとなるのは、国内でも希少なシャチ。学名「Orcinus orca(オルシナス オルカ)」にちなんだ「オルカ」の名を冠するオルカスタディアムでは、シャチのダイナミックなパフォーマンスを楽しめます。さらに、館内のブッフェレストラン「ブルーオーシャン オルカスタディアム」では横幅21m×高さ2.7mという巨大な窓越しに悠然と泳ぐシャチを間近に眺めながら食事をすることができます。
「神戸須磨シーワールドでは、エンターテインメントとして楽しんでいただくだけでなく、学びも大切にしています」と中野館長。
水族館が担う「リクリエーション」・「教育」・「保全」・「調査・研究」という4つの役割を軸に、学び「Education(エデュケーション)」と遊び「Entertainment(エンターテインメント)」を融合した「『つながる』エデュテインメント水族館」として、大人も子どもも楽しみながら学べる水族館を目指しているといいます。
館内には、骨格標本や最新の研究成果を展示する「オルカラボ」や、知床の海に暮らす野生のシャチを映像で紹介する「オルカホール」といった、世界初となるシャチに特化した教育ゾーンが設けられ、シャチをより深く学ぶことができます。
「シャチは世界中の海に生息していますが、まだまだ謎の多い生きもので研究も途上です。例えば、住む場所によって生態や食性が異なることが最近の研究によって明らかになってきました。そんな知られざる魅力を、楽しみながら知ってもらえたら」