「スマスイ」から「神戸須磨シ―ワールド」へ!地域のにぎわいの拠点に
「本当に地域の皆様に愛されている水族園です。」と振り返るのは、営業支配人の戸澤周一さん。
水族園の閉園が決まり、「今まで親しんでくれた方々に感謝の気持ちを伝えたい」というスタッフの想いから、いくつものスペシャルイベントが生まれました。特に大切にしたのは、長い間水族園に携わっているベテランや、地元・須磨出身スタッフの意見です。夢プロジェクトも、地元出身スタッフの発案で実現したのだとか。
「飼育体験や1日ショップ店員体験では、心から楽しんでもらえたのが伝わってきましたし、“大水槽の前で太鼓の演奏をしたい”という夢を実現してもらった時は、スタッフ一同も迫力のある演奏を間近に観ることができ、会場が一体となるのを感じられました。お客様とのふれあいが難しい時期もありましたが、閉園前にこうして再び夢プロジェクトを実施できて良かったと思います」
最終日には「笑顔と感謝のスマスイラストデー」と題したセレモニーが開催され、地元の小中高の生徒たちによるダンスや思い出作文の朗読などのパフォーマンスが行われました。「地元の皆さんとの繋がりがあってのスマスイ。最後まで、心行くまで楽しんでもらえたら」と企画されたセレモニーは大いに盛り上がりました。
閉園後は2024年6月の「神戸須磨シーワールド」のグランドオープンに向けての準備がスタートします。
「これまで大切に飼育してきた生きものたちはもちろん、新しい生きものも加わって、さらに見ごたえのある楽しい水族館に生まれ変わる予定です。スマスイがある須磨海浜公園の整備と合わせて、神戸を代表するスポットとして、ますます地域を盛り上げていきたいですね」
水族園の閉園後は、新しい水槽に生きものたちを引っ越しさせるという大プロジェクトが待っていると戸澤さん。新たな歴史の第一歩に向けて、スタッフ一丸となった万全の体制づくりが進められています。