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令和の時代も生き続ける
京の伝統産業を「体感」する

舞妓さんはさまざまな京都の伝統産業品を身につけています。京友禅の振袖の着物に西陣織の帯。花かんざしに京くみひもの帯締め。頭の先からつまさきまで、職人の手仕事による京都の美が集結しているのです。繊細で芸術的に美しい伝統産業品の数々は、身にまとわれ、使われているときにこそ、最大の魅力を発揮します。

「京都の魅力は歴史が根付いていることやと思います」と話す舞妓のとしえりさん。身につけているもののなかで、どれが一番好きですかとたずねると、「どれも好きおすけど、花かんざしどす」と答えてくれました。

月ごとに替わる花かんざし。4月は桜のモチーフが多いそうです。

「普通の女の子やったら身につけられへんものを身につけさせてもろおて、すごいことやなと思います」